2021/09/06 01:45


ローストレベル(焙煎度)について
コーヒー豆は生豆(なままめ)の状態から、焙煎することでコーヒー独自香りや風味がでてきます。
細かく分けると8段階で表現され、浅煎りから順番に並べると次の通りです。

①ライトロースト
②シナモンロースト
③ミディアムロースト
④ハイロースト
⑤シティロースト
⑥フルシティロースト
⑦フレンチロースト
⑧イタリアンロースト

実際ここまで細かく焙煎度を分けるロースターは少なく、浅煎り・中煎り・深煎りの3段階で簡潔に表現されることが多いです。
(目安:①〜③浅煎り、④〜⑥中煎り、⑦〜⑧深煎り)
SUPPLY COFFEEでは⑦〜⑧の深煎りの焙煎はほぼ行わないため、LIGHT・DARKの2つで表現してます。

成分の変化について

●カフェイン(豆の品種による)
深煎りにすればするほど、カフェインの量も増えそうな印象ですが、実はローストレベルでほとんど変化がありません。
浅煎りで飲んでも、深煎りで飲んでもほぼ同じ量が含まれています。一方でコーヒー豆の品種由来によって、カフェインの含有量は異なり、アラビカ種よりカネフォラ種(ロブスタ種)の方が多く含まれます。

●ポリフェノール(浅煎りに多い)
コーヒーポリフェノールと呼ばれるクロロゲン酸は、あらゆる食材に含まれるポリフェノールの中でも最大で、抗酸化作用、糖分の吸収を遅らせて血糖値の上昇を抑える、中性脂肪の分解を促す等の効果があるといわれてます。
しかし、クロロゲン酸は熱に弱く、焙煎をしていくほど失われていくため、浅煎りのコーヒーに最も多く含まれます。

●ナイアシン(深煎りに多い)
生豆に含まれるトリゴネンという成分は焙煎することによりナイアシン(ニコチン酸*)に変化します。
このニコチン酸はストレス性の中性脂肪の増加を防ぐ働きや、血液をサラサラにする作用もあるといわれてます。
この成分は、加熱すればするほど増えるため、深煎りのコーヒー豆の方が多く含まれます。
* タバコのニコチンとは異なる成分です。

SUPPLY COFFEEでは、ローストレベルによって変化する香りや風味を楽しめる他に、コーヒーに含まれるカラダに良い成分を余すことなく摂れるように、同じコーヒー豆でもLIGHTとDARKをセットで販売しています。